演題

乳癌腋窩リンパ節転移節外浸潤と腫瘍周囲血管侵襲の組み合わせによる予後評価

[演者] 矢島 玲奈:1
[著者] 藤井 孝明:1, 堤 荘一:1, 柳田 康弘:2, 藤澤 知巳:2, 宮本 健志:2, 飯島 美砂:3, 桑野 博行:1
1:群馬大学病態総合外科, 2:群馬県立がんセンター乳腺科, 3:群馬県立がんセンター病理

【背景】 乳癌の腋窩リンパ節転移における節外浸潤(ECI)はリンパ節行性転移を反映するが、予後因子としての意義は未だ明確でない。 【目的】 我々は腫瘍周囲血管侵襲(PVI)の予後因子としての有用性を報告しており、ECIとPVIの組み合わせ評価の再発予測における有用性を検討した。 【方法】 術前化療なく、根治術施行し、リンパ節転移陽性であった乳癌症例154例を対象とし検討した。 【結果】 ECI+/PVI+39例ECI+/PVI-20例で、ECIとPVIに相関は認めず。臨床病理学的因子はECI+/PVI-に比べECI+/PVI-は腫瘍浸潤径が大きく、核異型度が高く、腫瘍周囲リンパ管侵襲が高度で、腫瘍進展度がより高い傾向を認めた。またECI+/PVI+群が最も予後不良で、ECI+/PVI-群はECI-群と予後の差を認めなかった。 【結語】 ECI+とPVIの組み合わせにより、より正確な予後予測ができる可能性を示した。ECI+/PVI+は再発リスクが高く、積極的な術後治療を考慮するべきであると考えられる。
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