演題

浸潤性小葉癌レセプター発現状況から見た治療戦略

[演者] 雨宮 愛理:1
[著者] 松井 哲:1, 平形 侑子:1, 笹原 真奈美:1, 菊池 弘人:1, 西原 佑一:1, 川口 義樹:1, 徳山 丞:1, 大住 幸司:1, 浦上 秀次郎:1, 石 志紘:1, 島田 敦:1, 大石 崇:1, 磯部 陽:1, 村田 有也:2
1:国立病院東京医療センター外科, 2:東京医療センター研究検査科

【背景】浸潤性小葉癌に対する有効な薬物療法を分子マーカーの発現状況から検討した。【対象・方法】当院で手術した浸潤性小葉癌87例について、ER/PgR /Androgen Receptor(AR)とHER2、Ki-67、FOXA1を検査した。【結果】浸潤性小葉癌は全乳癌の4.1%(87/2126)であった。免疫染色ではER陽性率は92.0%、PgR陽性率は72.4%、AR陽性率は57.5%、FOXA1陽性率は97.4%であった。小葉癌は乳管癌と比較してホルモン依存性の高い腫瘍だった。多形型小葉癌では、ER/PgR 陽性率は共に低く、ホルモン依存性が弱かった。再発例ではER・AR発現率が低くKi-67が高かった。【考察】浸潤性小葉癌はER/PgR/AR発現レベルが高く、ホルモン依存性の強いLuminal typeが多くなっており、内分泌療法の有用性が確認できた。晩期再発例も散見され、より長期の治療が望ましいと思われた。多形型小葉癌は、ホルモン依存性が低く増殖能も強いので化学療法の必要性を検討する余地がある。
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