演題

浸潤性乳管癌におけるZEB-1およびE-cadherin発現の 臨床病理学的検討

[演者] 柴田 健一:1
[著者] 鈴木 明彦:1, 木村 青史:2, 川村 一郎:1, 渡邊 利広:1, 高須 直樹:1, 木村 理:1
1:山形大学消化器・乳腺甲状腺・一般外科, 2:天童市民病院外科

【緒言】上皮間葉移行 は上皮細胞が間葉系様細胞に形態変化する現象であり、癌細胞の浸潤や転移との関連も示唆されている。E-cadherinとZEB-1はその代表的な分子とされている。【目的】ZEB-1およびE-cadherinの発現を免疫組織学的に評価し、その臨床病理学的特徴を明らかにすること。【対象】2008年から2010年までに当科で手術を行ったStageⅠ、Ⅱ、Ⅲの浸潤性乳管癌症例90例。【方法】腫瘍の代表的な切片のパラフィンブロックを薄切し、免疫染色はLSAB法で行った。ZEB-1は腫瘍辺縁の間質の核の染色を評価し、5%以上を陽性とした。E-cadherinは腫瘍細胞間の発現の強弱と頻度が腫瘍辺縁で減弱しているものを発現減弱とした。【結果】無再発生存率をKaplan-Meier法で評価したところ、ZEB-1陽性例およびE-cadherin減弱例はそれぞれ予後不良であった。【結論】浸潤性乳管癌症例における、ZEB-1発現およびE-cadherin減弱は予後不良因子である。
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