演題

進行右側結腸癌に対する適切な腸間膜切除と至適リンパ節郭清範囲—開腹手術手技から腹腔鏡手術への外挿

[演者] 塚本 俊輔:1
[著者] 落合 大樹:1, 志田 大:1, 田中 征洋:1, 坂本 良平:1, 金光 幸秀:1, 山本 聖一郎:2, 藤田 伸:3, 赤須 孝之:4, 森谷 冝皓:5
1:国立がん研究センター中央病院大腸外科, 2:平塚市民病院外科, 3:栃木県立がんセンター外科, 4:宮内庁病院, 5:日本赤十字社医療センター大腸肛門外科

【背景】CMEの予後改善効果が報告され、CME郭清端は本邦ではSMV左縁で海外ではSMA左縁とされている。【目的】当科では開腹手術で確立したSMA左縁を郭清端とするD3手術を腹腔鏡手術に外挿し定型化した。進行右側結腸癌に対する、腹腔鏡下手術と成績を供覧する。【対象と方法】根治手術(開腹・腹腔鏡下のD3郭清)を施行した、上行結腸~横行結腸癌を対象とし、SMVまで郭清している前期(n=602)、SMAまでの後期(n=89)にわけ解析。【手技】回結腸動脈郭清の際にSMAの左縁を明らかにする。頭側へ郭清を進めるが、SMA左縁から前面は神経鞘前面の疎な組織層にて剥離を行う。中結腸動脈根部を露出して郭清の頭側縁を決め、左枝は温存して右枝を切離する。【結果】リンパ節検索個数は前期30個に対して後期49個(p<0.001)、主リンパ節転移率は前期4.0%に対し後期5.6%。【結語】郭清境界を左側にして救済できる症例が増加する可能性があると考えるが、今後の検討が必要。
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