演題

乳癌における原発巣および転移リンパ節巣の術前化学療法前後のKi-67 labeling indexの変化に関する検討

[演者] 根本 紀子:1
[著者] 石田 孝宣:1, 鈴木 昭彦:1, 多田 寛:1, 渡部 剛:1, 宮下 穣:1, 佐藤 章子:1, 藤井 里圭:1, 渡辺 みか:2, 笹野 公伸:2, 大内 憲明:1
1:東北大学乳腺内分泌外科, 2:東北大学病理部

化学療法感受性や予後予測因子として術前化学療法(NAC)前後の原発巣でのKi-67の変化が議論されている。今回NAC前後の原発巣針生検検体と遺残原発巣、及び遺残リンパ節巣のKi-67の変化が予測因子となるか検討した。NAC後2004年1月から2010年6月に東北大学病院で手術を施行し、リンパ節転移陽性と診断され術前針生検検体が入手可能な35例を対象とした。Ki-67はLabeling index(LI)で評価し、針生検検体から遺残原発巣、遺残リンパ節転移巣それぞれ引いた値をKi-67変化値とした。Ki-67変化値と化学療法効果判定の間に有意差は無かった。臨床予後では遺残原発巣は再発症例で有意にKi-67が増加していた。OSに有意差は無かった。転移リンパ節巣ではKI-67 LIはDFS,OSとも予後不良群で有意に高値であった。Ki-67 LI変化値で化学療法効果予測はできないが、予後予測は可能であった。pCR症例でもNAC前原発巣と転移リンパ節巣のKi-67 LI変化値で予後予測が可能と考える。
詳細検索
アプリバナー iPhone版,iPad版 Android版