演題

CTSO遺伝子近傍の一塩基多型がホルモン受容体陽性乳癌の予後に及ぼす影響

[演者] 波戸 ゆかり:1
[著者] 吉本 信保:1, 遠藤 友美:1, 浅野 倫子:1, 山口 美奈:1, 遠山 竜也:1
1:名古屋市立大学腫瘍・免疫外科

乳癌発症リスクが高い集団に抗エストロゲン薬を予防的に5年投与したところ、乳癌発症が50%に減少したと報告された。この試験に登録された症例を後ろ向き解析したところ、CTSO遺伝子近傍の一塩基多型(SNP)(rs10030044)が乳癌発症リスクを下げることが報告された。目的:rs10030044とホルモン受容体(HR)陽性乳癌の予後との関連について検討した。対象・方法:当院で手術を施行した原発性乳癌588例からDNAを抽出し、TaqMan® SNP Genotyping Assaysを用いて解析した。結果:術後ホルモン療法を2年以上行ったHR陽性乳癌(n=327例)において、rs10030044のGG群はTT+GT群と比較し、全生存期間、無病生存期間ともに予後不良であった。また、多変量解析においてもrs10030044 GGは高リスク因子であった。まとめ:rs10030044はBRCA1発現に影響するとの報告があるもののHR陽性乳癌発症に関わる機能は十分に解っていない。今後はこのSNPの機能解析を進めていく予定である。
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