演題

トリプルネガティブ乳癌術前化学療法施行例における腫瘍免疫学的効果予測

[演者] 宮下 穣:1
[著者] 石田 孝宣:1, 平川 久:2, 玉城 研太朗:3, 鈴木 昭彦:1, 多田 寛:1, 渡部 剛:1, 佐藤 章子:1, 笹野 公伸:4, 大内 憲明:1
1:東北大学腫瘍外科, 2:東北公済病院, 3:那覇西クリニック, 4:東北大学病理部

【目的】トリプルネガティブ乳癌(TNBC)の術前化学療法(NAC)症例に対し腫瘍免疫学的解析を行い、pCRを予測することが目的。【対象と方法】2010-2012年に3施設でNAC後に手術施行したTNBC 88例が対象。免疫組織学的検討はCD8(Cytotoxic Tcell),Foxp3(Treg),EGFR,CK5/6,Ki67,Vasohibin-1,CD31を施行。【結果】年齢中央値は52歳。cStageはI/II/III期が2/53/33例、Ki67:50%以上は51/88例(58%)。Basal-like typeは57/88例(65%)。pCR(ypTis/0,pN0)は26/88例(29.5%)に認められた。pCR予測において単変量解析では、50歳以下、閉経前、腫瘍径5cm以下、Ki67 50%以上、CD8高値、CD8/Foxp3比高値、VPR低値がpCRと相関。多変量解析では、CD8/Foxp3比高値とKi67 50%以上が独立したpCR予測因子であった。【結語】TNBCに対する治療は、治療不応症例を早期に見極めて新規治療の対象とすることが重要である. 本研究から腫瘍免疫学的効果予測はその個別化に有用と考えられる。
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