演題

トリプルネガティブ乳癌の治療選択におけるNanog、KLF4発現解析の有用性

[演者] 長田 拓哉:1
[著者] 松井 恒志:1, 平野 勝久:1, 渡邊 徹:1, 関根 慎一:1, 橋本 伊佐也:1, 北條 荘三:1, 堀 亮太:1, 奥村 知之:1, 塚田 一博:1
1:富山大学消化器・腫瘍・総合外科

【はじめに】トリプルネガティブ乳癌(TNBC)は、術後の転移再発率が高く予後不良である。我々は、KLF4とNanogの発現がTNBCの予後に関与している知見を得たので報告する。【方法】当科で施行されたTNBC切除症例(30例)について、KLF4、 Nanogの発現による生存(OS)・無再発生存(DFS)率の比較検討を行った。また患者抹消血液中の浮遊癌細胞(CTC)の解析を行った。【結果】KLF4高発現群はOS,DFSが有意に良好であった。一方、Nanog高発現群はOS,DFSが有意に不良であった。このとき、原発巣でKLF4を発現するTNBC症例のCTCではKLF4の発現が低下していた。さらにKLF4を発現するTNBC乳癌細胞株(MDA-MB231)に対して、SiRNAを用いてKLF4の発現を抑制したところ、NanogのmRNA発現が増加した。【結語】KLF4、NanogはTN症例における予後判定、治療選択バイオマーカーとして有用と考えられた。
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