演題

HER2陰性乳癌におけるBRCAnessの有無と術前化学療法の治療効果との関連について

[演者] 山本 豊:1
[著者] 指宿 睦子:1, 末田 愛子:1, 林 光博:1, 冨口 麻衣:1, 竹下 卓志:1, 稲尾 瞳子:1, 村上 敬一:1, 岩瀬 弘敬:1
1:熊本大学乳腺・内分泌外科

今回、我々はMLPA BRCA1ness プローブミックス試薬キットを用いた遺伝子解析によりBRCA1-like乳癌を同定し、この乳癌の臨床病理学的特徴および術前化学療法の効果との関連を検討した。原発性HER2陰性乳癌に対し術前化学療法が施行された99例の治療前針生検組織を用いた。97例で解析可能であり、BRCA1-like tumor(BLT) 23例(23.7%)、Non-BRCA1-like tumor (Non-BLT) 74例(76.3%)を同定した。BLTは核グレード、ki-67 labeling indexと正の相関があり、Triple-negative(18/33 (54.5%))でBLTが有意に高率であった。術前化学療法のによるpCR率は、BLT(10/23 (43.5%))の方がNon-BLT(17/74(23.0%)に比し高い傾向にあったが、TNでは両群間に有意差はなかった。BLTはTNに多く、TNの半数程度はBRCA1機能異常を示す乳癌である可能性が示唆された。また、TNにおいてBLTは現状のアンスラサイクリンやタキサンを含む標準化学療の効果予測因子とはならない。
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