演題

OP-111-4

脳合併症を有する活動期感染性心内膜炎に対する治療戦略

[演者] 辻本 貴紀:1
1:神戸大学心臓血管外科

【目的】我々は脳合併症を有する活動期感染性心内膜炎に対して積極的に手術を行ってきた。脳出血合併症のリスクが高い症例に抗凝固薬にナファモスタットを併用してきた。今回我々の経験を報告する。【対象と方法】1999年10月から2014年8月までに脳合併症を有する活動期感染性心内膜炎に対して45例手術を行った。体外循環時の抗凝固薬として、通常のヘパリン量を投与した症例をHP群(15例、33.3%)、ヘパリンは原則初回のみ投与し、その後はACT350~450秒を目標としてナファスタットメシル酸塩を抗凝固薬として投与した症例をNM群とし、2群間で比較を行った。有症状の急性期出血性脳梗塞と脳出血の合併例ではNM群で死亡率が低かった。術後神経学的症状の悪化または画像上の新規脳出血の出現を認めた症例はHP群で1例認めた【結語】有症状の出血性脳梗塞や脳出血を合併した活動期感染性心内膜炎の手術でナファモスタットメシル酸塩を併用する良好な成績であった。
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