演題

OP-111-1

僧帽弁閉鎖不全症の全例に行った僧帽弁形成術の治療戦略とその成績

[演者] 白石 昭一郎:1
[著者] 浅井 徹:2, 小池 雅人:1, 青嶋 實:1
1:近江草津徳洲会病院心臓血管外科, 2:滋賀医科大学心臓血管外科

2007年2月から2014年8月までに経験したMR83例の全例に対しMVPを行い得た。逸脱は、前尖17例、後尖27例、交連3例、前後尖3例であった。手術術式は、後尖の逸脱に対しては、逸脱弁尖の弁尖延長のない症例は三角切除14例、弁尖延長のある症例はバタフライ切除21例、前尖の逸脱に対しては、三角切除2例、人工腱索6例、弁尖の穿孔に対しては自己心膜によるパッチ閉鎖2例、交連部に対してはedge-to-edge法2例、弁輪拡大に対してはリングのみ33例(40%)であった。全例リングによる弁輪縫縮術を行った。人工心肺離脱後の経食道エコーで軽度以上の逆流やSAMは認めずSecond pump runも不要であった。手術死亡は1例であり、遠隔期死亡や僧帽弁再手術となった症例はなかった。MRに対しては、病変部位や形態のみならず、定量的な弁尖評価を行い、逸脱病変の多様な余剰性に応じた適切な修復法を選択することにより全症例でMVPが可能で術後成績は良好なものであった。
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