演題

OP-110-3

大動脈弁狭窄症に対する経カテーテル的大動脈弁置換術の適応基準に関する検討

[演者] 津久井 宏行:1
[著者] 磯村 彰吾:1, 植田 ちひろ:1, 宮本 真嘉:1, 岩朝 静子:1, 齋藤 聡:1, 山崎 健二:1
1:東京女子医科大学心臓血管外科

【目的】大動脈弁狭窄症(AS)に対する経カテーテル的大動脈弁置換術(TAVR)の妥当性について検討する。【方法】2007年1月より2014年7月までに、ASに対してSAVRを施行した269例を対象に、解剖学的、術前状態、患者利益の観点からTAVR適応基準について検討した。【結果】269例中、202例がTAVR非適応と考えられた。非適応理由は、解剖学的が二尖弁82例、不適切な大動脈弁輪径45例、術前状態が腎不全31例、感染性心内膜炎3例であった。また、146例がSAVR以外の同時心臓手術を必要とし、TAVR非適応とした。TAVR施行が妥当と考えられたのは67例のうち、Japan SCOREによる30日手術死亡率10%以上を「SAVRが不適な重症AS」とすると、TAVRの積極的適応症例は5例のみであった。【考察】SAVR適応症例の多くは、TAVRの積極的適応から外れると考えられた。TAVRは、AS以外の合併症を有さず、これまでのSAVR症例と比較し、より重症な症例のみが適応となると考えられた。
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