演題

結腸癌T4b症例に対する腹腔鏡手術の可能性

[演者] 高橋 亮:1
[著者] 平井 健次郎:1, 肥田 侯矢:1, 西川 元:1, 塩田 哲也:1, 河田 健二:1, 長谷川 傑:1, 坂井 義治:1
1:京都大学消化管外科

【目的】結腸癌T4bに対する腹腔鏡手術(Lap)適応の可能性と限界をビデオで提示する。【方法】当科の原発性結腸癌(C~RS)T4b切除症例を集計した。【結果】sT4bは79例で、29例は術前から診断され、50例が術中に初めて診断された。腸間(膜)、腹壁、および尿管を除く後腹膜浸潤では、Lap群に比べて開腹群で有意に腫瘍径が大きかった。腹壁浸潤の開腹移行2例は、いずれも腹壁腹側寄りで浸潤していた。膀胱・尿管浸潤は腫瘍径が小さくてもLap完遂率が低かった。子宮・付属器浸潤は全例Lap完遂された。sT4bのうち40例(51%)がpT4bであった。【考察】術式選択は、技術的にLapが可能な場合でも腫瘍摘出などのために予想される開腹長などに影響されると思われる。膀胱・尿管浸潤はLap完遂率が低く、vital organ近傍で剥離層視認が困難になる状況がLapの弱点であることが示唆された。sT4bの半数がpT4bであるため、根治性を損なわないよう適切な術式選択をすべきである。
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