演題

OP-107-4

門脈ガス血症を呈した急性腹症の検討

[演者] 山本 泰資:1
[著者] 山口 竜三:1, 古田 美保:1, 笹本 彰紀:1, 渡邊 真哉:1, 會津 恵司:1, 井原 努:1, 藤田 広峰:1, 井田 英臣:1, 伊藤 哲:1, 鳥本 敦史:1, 山中 美歩:1, 中橋 剛一:1, 秋田 直宏:1, 金井 道夫:1
1:春日井市民病院外科

【はじめに】門脈ガス血症(PVG)は腸管虚血を伴う急性腹症を示唆し、外科治療を考慮することが多い。一方身体所見も軽く保存治療で治る症例もある。当院のPVG症例を検討。【対象】CT検査でPVGを認めた35例(2008/4/1-2014/8/31)。【結果】男20女15例、平均71.0歳。原因は非閉塞性腸管虚血症14、腸管内圧上昇(腸閉塞、便秘等)9、腸炎7、SMA血栓症2、その他3例。手術は11例で、腸管虚血を疑う症例。8例で腸を切除。4例が死亡(手術死亡36%)。非手術24例中16例は身体所見が弱く保存治療(積極的保存例)で軽快。これらは腸管内圧上昇による。残る8例は耐術不能と判断した症例(消極的保存例)で、7例死亡、1例軽快。全35例で軽快24例、救命率68.6%。PVGの軽症例と重症例の肝内分布の相違を調べたが差はなし。【結語】PVGで腸管虚血例では手術を行っても高い死亡率である。腸管内圧上昇に伴うPVGでは積極的保存治療で軽快する。PVG肝内分布と重症度は関連なし。
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