演題

OP-107-1

緊急開腹手術における酸素摂取量測定の意義

[演者] 増田 稔郎:1
[著者] 倉本 正文:1, 池嶋 聡:1, 山本 謙一郎:1, 北野 雄希:1, 黒田 大介:1, 谷本 宏成:2, 島田 信也:1, 馬場 秀夫:3
1:健康保険熊本総合病院外科, 2:健康保険熊本総合病院, 3:熊本大学消化器外科

【はじめに】酸素摂取量(VO2)および二酸化炭素排泄量(VCO2)は、外科手術の予後予測に有用との報告がある。緊急開腹手術における術中のVO2 、VCO2を解析し、予後予測因子になり得るかを検討した。【方法】2013年4月から2014年5月までに緊急開腹手術を行った61例。麻酔中のVO2、VCO2を経時的に測定し、手術開始時の測定値を用いて検討した。【結果】1.内訳は上部消化管穿孔6例、胆嚢穿孔1例、虫垂切除6例、イレウス31例、下部消化管穿孔17例。合併症は15例、死亡例は10例。2. 合併症とVO2(P=0.21)、VCO2(P=0.51)の相関なし。3. VO2は生存例で有意に高く、死亡例で低かった(193.1 vs 149.2 ml/min, P=0.019)。VCO2は生存、死亡例で有意差なし(164.8 vs 147.3 ml/min, P=0.29)。4.多変量解析の結果、VO2(P=0.04)のみが有意な予後予測因子であった。【まとめ】緊急開腹手術の死亡例は術中のVO2が低く、酸素必要量が低下していた可能性がある。
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