演題

OP-106-3

エビデンスに基づいたSSI対策と上部消化管手術における成果

[演者] 井上 正純:1
[著者] 竹内 裕也:1, 福田 和正:1, 中村 理恵子:1, 高橋 常浩:1, 和田 則仁:1, 川久保 博文:1, 才川 義朗:1, 大森 泰:1, 岩田 敏:2, 北川 雄光:1
1:慶應義塾大学外科(一般・消化器), 2:慶應義塾大学感染制御センター

【目的】当科では全手術患者に対しエビデンスに基づいたSSI対策を徹底してきた.今回,上部消化管手術のSSI発生に関する検討を行った.【対象】2007年4月~2014年3月に上部消化管手術を行った1268例.【方法】全患者にSSI対策を実施し,発生率とリスクを検討した.対策:①術前禁煙指導 ②術前MRSA除菌 ③NST介入 ④術中手袋交換 ⑤閉創時器具交換 ⑥術中抗菌薬投与 ⑦真皮縫合 ⑧手術室での除毛 ⑨マニュアルに基づく包交.【結果】SSI発生率は10.5%で,年度別推移は11.6%(2007年度)→6.7%(2013年度)と低下傾向を示した.ASA,開腹手術,真皮縫合以外の創縫合,手術時間3時間以上が有意にSSI発生と相関し,これらは外科全手術症例での解析結果と同様だった.【考察】上部消化管手術だけでなく当科全体でSSI発生率は改善を認めており,当科におけるSSI対策は外科手術全分野にわたり有効と考えられた.今後も対策の徹底を継続していくことが必要である.
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