演題

OP-105-6

腹腔鏡下低位直腸手術における周術期感染対策:856例の前向きサーベイランスの結果

[演者] 高津 有紀子:1
[著者] 小西 毅:1, 上野 雅資:1, 福長 洋介:1, 長山 聡:1, 藤本 佳也:1, 秋吉 高志:1, 佐野 武:1, 比企 直樹:1, 布部 創也:1, 大橋 学:1, 大野 吏輝:1, 長嵜 寿矢:1, 永田 淳:1, 小倉 淳司:1, 濱崎 俊輔:1, 渡邉 元己:1, 武田 光正:1, 渡邉 雅之:1, 斎浦 明夫:1, 山口 敏晴:1
1:がん研有明病院消化器センター消化器外科

[目的]腹腔鏡下低位直腸手術の周術期感染の現状と対策について,当科の前向きサーベイランスデータの解析とともに報告する。 [方法]2005-13年までに施行した定時腹腔鏡下低位直腸手術856例を対象とし、SSIの発生率を前向きに調査し、危険因子を解析した。感染対策は術前の機械的前処置、経肛門ドレーンの挿入などを徹底して遵守した。[結果] SSIは73例 (8.5%)に発生し、腹部創感染19例 (2.2%)、会陰創感染27例 (対象の27.0%)、腹腔内膿瘍3例 (0.3%)、縫合不全24例(吻合例の3.2%)であった。Stage II以上の進行癌でもSSIは良好に制御されていた。多変量解析の結果、会陰創感染の独立した危険因子はAPR・CRT・ASA分類3以上であり、CRT後の会陰創感染は対象の33.9%と高率であった。また、縫合不全の危険因子は高齢 (70歳以上)であった。[考察] 当院の腹腔鏡下低位直腸手術における感染制御は進行癌も含め良好であった。CRT後APRの会陰創感染が今後の課題である。
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