演題

OP-104-5

大腸癌におけるSurgical site infectionのリスク因子予測

[演者] 田中 俊道:1
[著者] 佐藤 武郎:1, 山下 継史:1, 筒井 敦子:1, 三浦 啓寿:1, 山梨 高広:1, 小倉 直人:1, 内藤 正規:1, 中村 隆俊:1, 渡邊 昌彦:1
1:北里大学外科

大腸癌のSurgical site infection(以下SSI)のリスク因子予測の可能性を探り,SSIを予防する目的で,大腸癌切除術を行った432症例の臨床病理学的因子とSSIの関連を解析した.創部感染をsSSI,腹腔内膿瘍と縫合不全をdSSIとした.(1) sSSIは43例,dSSIは31例に認めた.(2) 単変量解析で有意差を得た因子は,sSSIで年齢,Alb値,BMI,術中出血量,周術期輸血,fStage,dSSIで年齢,性別,Alb値,病変部位(直腸),手術時間であった.(3)多変量解析では,sSSIでAlb値(RR 2.51, p=0.0121),BMI(RR 2.36, p=0.0181),dSSIで病変部位(RR 5.67, p<0.0001),Alb値(RR 6.19, p=0.0068),年齢(RR 2.39, p=0.0399),性別(RR 2.38, p=0.0488)が同定された.(4) sSSI, dSSIそれぞれの強い2因子で組み合わせ分類すると,sSSIでAlb低値/BMI高値,dSSIで直腸癌/Alb低値の群のSSI発生率が高かった.SSIリスク因子として,sSSIでAlb値とBMI,dSSIでAlb値と直腸手術を同定した.
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