演題

OP-104-1

腹腔鏡下大腸切除術における予防的抗菌剤投与法のRCT (JMTO PREV07-01)におけるSSIの手術部位別検討

[演者] 後藤 沙織:1
[著者] 肥田 侯矢:1, 河田 健二:1, 長谷川 傑:1, 吉冨 摩美:2, 吉村 玄浩:3, 西躰 隆太:4, 間中 大:4, 畑 啓昭:5, 山口 高史:5, 坂井 義治:1
1:京都大学消化管外科, 2:田附興風会医学研究所北野病院外科, 3:天理よろづ相談所病院腹部一般外科, 4:京都桂病院外科, 5:国立病院京都医療センター外科

<目的>腹腔鏡下大腸手術後のSSI発生に関するRCT(JMTO PREV07-01)のデータを用いて、直腸手術におけるSSIの特徴を明らかにする。<方法>登録された584例を対象とし、結腸、直腸手術に分類し検討した。<結果>対象584例中、結腸切除術(CR)は377例、直腸切除術(AR)は186例、直腸切断術(APR)は21例で、SSI発生は59例(CR 31例AR 21例APR 7例)で全体の10.1%であった。直腸手術、特にAPRで高かった。臓器・体腔SSI発生は17例で、ARは11例を占め、うち10例は縫合不全に起因した。予防的経口抗菌剤追加投与でのSSI発生は経静脈投与群37例(12.7%)に比較し、22例(7.5%)で有意にSSIを減少させたが(p=0.037、RR 0.56)、直腸手術では明らかな差は認めなかった。<結論>腹腔鏡下直腸手術のSSI発生率は結腸手術に比べ高く、会陰創、ストマ、縫合不全など考慮すべき因子が多様で、SSI予防経口抗菌剤の効果も異なっていた。今後結腸、直腸手術を別々に考慮、対策が必要と考えられた。
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