演題

OP-103-6

潰瘍性大腸炎術後痔瘻症例の検討

[演者] 矢野 充泰:1
[著者] 山賀 亮介:1, 小野寺 雄二:1, 福元 剛:1, 高須 直樹:1, 蜂谷 修:1, 木村 理:1
1:山形大学消化器・乳腺甲状腺・一般外科

(対象)1985年8月から2014年3月に当科で手術を施行した潰瘍性大腸炎65例のうち、回腸人工肛門閉鎖の終了した50例を対象に検討を行った。(結果)50例の術後合併症はイレウス10例(20%)、痔瘻9例(18%)、回腸嚢炎7例(14%)、吻合部縫合不全3例(6%)、腹腔内膿瘍3例(6%)、肛門狭窄3例(6%)であった。痔瘻発生例9例の術式は全て回腸嚢肛門吻合であった。痔瘻非発生例と比較すると、術前合併症の有無、回腸人工肛門閉鎖までの期間に差はなかった。痔瘻発生9例中5例(56%)が発生前後に回腸嚢炎を伴っており、3例(33%)に肛門狭窄を認めた。吻合部縫合不全の既往のあった症例は1例のみであった。最終的に難治性で複雑痔瘻の4例と単純痔瘻であるものの回腸嚢炎を併発していた2例の計6例に回腸人工肛門再造設術を行った。(結語)回腸嚢炎を併発する症例および複雑痔瘻を呈する症例は難治であり、回腸人工肛門再造設を考慮する必要があると考えられた。
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