演題

OP-103-5

大腸癌手術におけるスタチン製剤の術後合併症への影響

[演者] 武藤 純:1
[著者] 矢野 博子:1, 上尾 裕紀:1, 金城 直:1, 杉町 圭史:1, 池部 正彦:1, 折田 博之:1, 東 秀史:1
1:製鉄記念八幡病院外科

【背景】スタチン製剤は、炎症、過凝固を抑制、血管新生を促進し、術後合併症の発生を抑制するとの報告がある。大腸癌手術症例でのスタチン製剤の術後合併症への影響を調べるため、本研究を行った。【方法】2011年1月から2013年4月に当院において初回大腸癌手術を行った74例を対象に、後方視的に検証した。【結果】平均年齢は70.4歳、男性41例(55.4%)、スタチン製剤服用は19例(25.7%)だった。鏡視下手術は24例(32.9%)、平均手術時間205分、平均出血量は244mlだった。術後合併症は17症例(23.0%)で認めた。単変量解析において、年齢(P=0.02)、スタチン製剤服用(P=0.02)、手術時間(P=0.02)と、術後合併症とに有意な相関を認めた。多変量解析では、年齢(P=0.01)、スタチン製剤服用(P=0.03)と、術後合併症とに有意な相関を認めた。【結論】大腸癌手術症例において、若年およびスタチン製剤服用例で、術後合併症の発症率が有意に低かった。
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