演題

OP-103-4

Pouch failureを合併した潰瘍性大腸炎手術例の病態と治療

[演者] 黒木 博介:1
[著者] 小金井 一隆:1, 辰巳 健志:1, 二木 了:1, 石井 洋介:1, 山田 恭子:1, 荒井 勝彦:1, 杉田 昭:1, 福島 恒男:2
1:横浜市立市民病院炎症性腸疾患科, 2:松島クリニック

【目的】Pouch failure(PF)を合併した潰瘍性大腸炎の経過を検討した. 【対象】対象はpouch手術後にpouch関連合併症(合併症)によってPFとなった29例. 観察期間54ヶ月. 【方法】PFの原因となった合併症と治療経過を検討した. 【結果】PFの原因となった合併症は、吻合部関連病変17例(7例に早期縫合不全), pouch瘻5例, 排便機能障害4例, pouchitis2例, pouch出血1例であった. 転帰は肛門切除術13例, pouch空置術12例, 再pouch肛門吻合術4例であった. 1例がクローン病と診断された. 8例で人工肛門閉鎖可能であったが, 最終的に2例のみ人工肛門閉鎖後のpouch機能には問題なかった. 【結語】pouch failureを来した合併症は吻合部関連が多く, そのうち縫合不全が重要な因子と考えられた. 多くの症例で永久人工肛門となったが, 再pouch肛門吻合術可能例や一時的人工肛門造設後に閉鎖が可能であった症例もあり, 個々の症例で治療法を検討する必要があると考えられた
詳細検索
アプリバナー iPhone版,iPad版 Android版