演題

OP-103-3

高齢者における腹腔鏡補助下大腸癌手術での皮下気腫発生のリスク因子の検討

[演者] 大草 幹大:1
[著者] 進士 誠一:1, 菅 隼人:1, 松本 智司:1, 山田 岳司:1, 小泉 岐博:1, 山岸 亜彌:1, 横山 康行:1, 岩井 拓磨:1, 高橋 吾郎:1, 内田 英二:1
1:日本医科大学消化器外科

【背景】高齢者における腹腔鏡補助下大腸癌手術(LAC)での皮下気腫の発症リスク因子の検討を行った.【対象と方法】75歳以上のLAC109例を対象.術後Xpで皮下気腫群と非皮下気腫群とを比較検討.また,pH7.30以下,抜管後CO2再上昇,頸部まで進展する皮下気腫のいずれかに当てはまるものを重症とした.【結果】皮下気腫は12例(11%)に生じ,このうち重症は4例(33.3%)であった.皮下気腫群(n=12)と非皮下気腫群(n=97)の比較では,皮下気腫群では体重(p=0.03)とBMI(p=0.02)が有意に低かった.また,重症(n=4)と軽症(n=8)の比較では,BMI(p=0.03)と,最低pH(p=0.01)が有意に低く,最高PaCO2(p=0.01),最高etCO2(p=0.01)が有意に高かった.【結語】腹腔鏡手術中の皮下気腫はBMIの低い高齢者に多く発症する.BMI低値は重症化のリスク因子となるため,術中の麻酔科との連携が必要.
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