演題

OP-101-5

進行下部直腸癌に対する腹腔鏡下手術の妥当性

[演者] 植木 隆:1
[著者] 真鍋 達也:1, 梁井 公輔:1, 森山 大樹:1, 田中 雅夫:1
1:九州大学臨床・腫瘍外科

2002年以降の開腹手術(O-LND)群40例と腹腔鏡手術(L-LND)群46例を比較し、L-LNDの安全性を検証した。L-LND群で手術時間は長く(平均413min vs 659min, P<0.0001)、出血量は少なかった(同943ml vs 329ml, P<0.001)。Clavien-Dindo分類3以上の術後合併症はL-LND群で有意に少なく(50% vs 22%, P=0.006)、縫合不全に差は無く(20% vs 13%) 、術後在院日数は短い傾向にあった(平均30日 vs 24日, P=0.066) 。fStageに差は無く、局所再発は6例(15%)と4例(9%)で、遠隔転移は10例(25%)と2例(4%)でL-LND群で少なかったが(P=0.007)、Stage 0-IIIの3年無再発生存率に差は無かった(73.0% vs. 78.4%, P=0.448)。L-LNDでは拡大視効果や特有の視野確保が可能なことから、転移の多い#263Dの徹底郭清が行え、視野の共有が可能であり教育面にも優れる。NVB付近#263D転移例と骨盤壁へ癒着した大きな#263転移例の手術ビデオを供覧し、手技の工夫と問題点を述べる。
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