演題

OP-099-4

腹腔鏡下結腸癌手術に対する桃核承気湯を用いた術前処置の検討

[演者] 木村 聡元:1
[著者] 大塚 幸喜:1, 箱崎 将規:1, 松尾 鉄平:1, 藤井 仁志:1, 吉田 雅一:1, 八重樫 瑞典:1, 肥田 圭介:1, 佐々木 章:1, 水野 大:1, 若林 剛:1
1:岩手医科大学外科

【はじめに】今回、腹腔鏡下結腸癌手術(LS)に対し、術前処置に漢方薬を用いることを考案した。【方法】手術2日前より、低残渣食を摂取しながら桃核承気湯:15g/日を術前日夜まで内服。2013年5月から2014年8月までにこの処置にて施行したLS:82例をT群、2012年1月から2013年4月 までに従来の術前処置にて施行したLS:99例をC群とし比較検討した。両群とも術前イレウス症例は除外した。【結果】T群の平均術前排便回数(回)はT:C=7.4:6.4、排ガス開始日はT:C=2:2、排便開始日はT:C=3:3と差はなかったが、経口摂取開始日はT:C=2:3、術後在院日数はT:C=7.5:9と有意にT群で短縮が見られた。さらに食事開始時摂取割合(0-10割)はT:C=5:5と差は認めなかった。術後合併症は,腸炎がT:C=5:0、創感染がT:C=3:1であった。【結語】桃核承気湯を用いた術前処置は経口摂取開始、在院日数を短縮し、下痢等の周術期合併症の軽減にも有用である可能性が示唆された。
詳細検索
アプリバナー iPhone版,iPad版 Android版