演題

OP-098-4

胃癌術後の体重減少とビタミンA低下の検討

[演者] 原 健太朗:1
[著者] 利野 靖:1, 熊頭 勇太:1, 三箇山 洋:1, 山田 貴允:1, 山本 直人:1, 虫明 寛行:1, 大島 貴:1, 湯川 寛夫:1, 吉川 貴己:2, 益田 宗孝:1
1:横浜市立大学外科治療学, 2:神奈川県立がんセンター消化器外科

胃切除術後に脂肪の吸収障害を認めることは知られているが、脂溶性ビタミンであるビタミンA欠乏ついての報告は非常に少ない。そこで、胃癌術後の血中ビタミンAの変化について検討する。対象・方法:術前診断Stage Iの胃癌症例43例、幽門側胃切除術Billroth-Ⅰ法再建24例、幽門側胃切除術RY法再1例、胃全摘術Roux-Y再建18例を対象とし、術後1年間観察した。血中ビタミンA、および総コレステロール、中性脂肪、総タンパク、アルブミン、白血球数、赤血球数、ヘモグロビン、ヘマトクリット、血小板、体重を測定し検討を行った。結果:43例のうち4例(9.3%)で血中ビタミンA値の低下を認めたが、いずれも欠乏症状は認めなかった。一方、ビタミンAの低下を伴う4例全てがRoux-en-Y再建を行っており、また4例中3例で術後20%以上の体重減少を認めた。まとめ:胃癌術後のビタミンA低下は、術後の体重減少・術式と関連している可能性が示唆された。
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