演題

OP-097-5

胃癌治療における肝血流評価の意義

[演者] 首藤 潔彦:1
[著者] 森 幹人:1, 山崎 将人:1, 鈴木 正人:1, 松尾 憲一:1, 小杉 千弘:1, 平野 敦史:1, 田中 邦哉:1, 幸田 圭史:1
1:帝京大学ちば総合医療センター外科

【目的】担癌状態における全身性変化に関し, 胃癌治療における肝血流評価の意義についてPCTを用い検討した.【対象と方法】胃癌初回治療32例, 造影剤注入後に肝門部を中心に連続撮影. 専用解析ソフトを用い肝右葉の血流速度 BF (blood flow, ml/min) を計測. BFと腫瘍長径, TN Stage, 短期予後との関連性を検討した. 【結果とまとめ】腫瘍径では有意な正の相関関係が見られた(R=0.556). T3/T4群はT1/T2群に比較し有意にBFが高値であり(P<0.001), N2/N3群も同様であった. BFは各々Stage I / II / III / IV = 185 / 211 / 243 / 244でありStage III+IVではI+IIに比較し有意に高値であった(187 vs. 244, P<0.001). cutoff BF 200とした場合の短期予後の比較ではhigh BF群は有意に予後不良であった(P<0.01). 胃癌進行に伴い肝血流は上昇する可能性が示唆され, 癌に伴う全身性変化のサロゲートマーカーとして肝血流評価は有用である可能性が考えられた.
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