演題

OP-096-8

Siewert II型食道胃接合部腺癌リンパ節転移予測における術前好中球リンパ球比(NLR)の有用性

[演者] 浦辺 雅之:1
[著者] 山下 裕玄:1, 八木 浩一:1, 清川 貴志:1, 山形 幸徳:1, 愛甲 丞:1, 西田 正人:1, 森 和彦:1, 野村 幸世:1, 瀬戸 泰之:1
1:東京大学消化管外科

Siewert II型食道胃接合部腺癌に限定した臨床的マーカーはいまだ明らかとされていない.術前好中球リンパ球比(NLR)と,Siewert II型腺癌の最も強力な予後因子であるリンパ節転移との関連を評価した.【対象】2001年10月から2014年2月までに当科で切除したSiewert II型腺癌113例のうち,多発癌,多重癌,術前化学療法施行例を除く88例.【方法】病理学的リンパ節転移の有無と術前NLRとの関連を後方視的に解析.【結果】リンパ節転移有無別の術前NLRは,転移陽性群で有意に高かった(P=0.0121).単変量解析では,腫瘍深達度(T2以深),リンパ管侵襲,静脈侵襲,同時性肝転移,術前NLRがリンパ節転移の有無と相関したが,多変量解析で独立した関連を認めたのは深達度(P=0.0085)および術前NLR (P=0.0126)のみであった.【結語】術前NLRは,Siewert II型食道胃接合部腺癌のリンパ節転移予測因子として有用なマーカーの一つと考えられた.
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