演題

腹臥位、両肺換気・気胸併用胸腔鏡下食道癌根治術の定型化をめざして

[演者] 奥芝 俊一:1
[著者] 才川 大介:1, 北城 秀司:1, 川原田 陽:1, 鈴木 善法:1, 山本 和幸:1, 川田 将也:1, 大久保 哲之:1, 岩城 久留美:1, 大場 光信:1, 森 綾乃:1, 境 剛志:1, 加藤 航司:1, 荻野 真理子:1, 佐藤 理:1
1:KKR札幌医療センター斗南病院外科

2007年12月から完全腹臥位手術を導入し、麻酔管理はシングルチューブによる両肺換気・右気胸を併用することで助手なしでも術野が安定して行える。気管内腔に硬い芯がないので軟らかい気管の屈曲を最大限に利用できる。上縦隔から下縦隔まで腹側剥離を先行することで食道は背側に上がり、重力により肺、気管が腹側に下降し、自然に縦隔は開き気管膜様部は手前に転がる。左上縦隔の廓清は両手の鉗子で交感神経心臓枝を温存した面を意識し、カメラを近接して気管左縁より頭尾側に剥離。反回神経食道枝の牽引で周囲リンパ節が一塊となって持ち上がるので、反回神経のみを温存。食道切離後に内視鏡を利用して左頚胸境界領域を展開し、廓清。腹臥位手術は重力と気胸で術野確保でき、有効な牽引と剥離の手順を意識することが重要である。
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