演題

OP-096-4

食道浸潤胃癌における縦隔リンパ節郭清と胸腔食道空腸吻合の要点

[演者] 大山 繁和:1
[著者] 東野 信之介:1, 山口 貴久:1, 古河 浩之:1, 佐藤 就厚:1, 大西 一朗:1, 萱原 正都:1
1:国立病院金沢医療センター外科

食道浸潤胃癌における縦隔リンパ節転移は、食道浸潤5mmよりみられ、10-19mmで10%, 20-29mmで15.8%, 30mm-で28-29%に認められる。転移例の5年生存率は28%で郭清効果がある。一方、胸腔内食道空腸吻合は縫合不全が起こると、きわめて重篤な合併症を生じる。したがって、縦隔リンパ節郭清と引き続く胸腔内食道空腸吻合には細心の注意が必要である。 腹腔内臓器と同様、食道にも間膜構造があり、食道間膜に包まれた状態で食道を剥離・切除することでリンパ節の一括郭清および強度を保った食道空腸吻合が可能となる。それらの手術手技を供覧したい。1.横隔膜切除・切開。 2. 心嚢と食道の剥離。3. 肺靭帯の剥離。4. 食道間膜の切離。5.食道の切離。6.挙上空腸の作成。7.吻合:胃全摘と同様である。これらの手術操作で、縫合部強度、虚血の防止、ゆとりのある吻合が可能となる。
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