演題

OP-096-1

食道胃接合部胃癌に対する横隔膜正中切開アプローチによる上腹部、下縦隔の連続的なリンパ節郭清と経口アンビルを用いた再建-胃外科の立場から-

[演者] 大橋 学:1
[著者] 布部 創也:1, 本多 通孝:1, 古川 陽菜:1, 神谷 諭:1, 比企 直樹:1, 西田 康二郎:1, 峯 真司:1, 渡邊 雅之:1, 佐野 武:1, 山口 俊晴:1
1:がん研有明病院消化器センター消化器外科

【はじめに】食道胃接合部癌に対して経腹的に縦隔にアプローチする際には、単に横隔膜を縦切開するだけでなく、解剖学的な癒合を解除することで上腹部と下縦隔の連続した大きなスペースを作り、郭清や再建を容易にする工夫をしている。【対象と方法】食道浸潤は3センチ以内を対象にする。肝外側区域を脱転し、横隔膜を食道裂孔から胸骨部まで正中切開する。心膜横隔靭帯を切離し、横隔膜を左右に大きく広げ、心膜食道靭帯を頭側に十分に剥離する。左右では開胸して下肺靭帯を切離する。心肺を圧排し、上腹部、下縦隔、左右胸腔が連続した視野を得る。大動脈の前面から脂肪織と食道をen blockに剥離し、食道壁を自動縫合器で切離する。断端陰性を確認した後、経口的アンビルを挿入し、食道空腸吻合を行う。【まとめ】本術式は、解剖学的な癒合をはずして広い術野で郭清、再建が行える有用な方法である。また、経口アンビルの使用は再建操作を極めて容易にする。
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