演題

OP-095-6

幽門下領域における静脈走行の検討

[演者] 愛甲 丞:1
[著者] 山形 幸徳:1, 八木 浩一:1, 清川 貴志:1, 西田 正人:1, 山下 裕玄:1, 森 和彦:1, 野村 幸世:1, 瀬戸 泰之:1
1:東京大学消化管外科

当科では幽門下動静脈を温存した幽門保存胃切除術(LAPPG)を施行している。近年、幽門下動脈については多くの検討がされているが、同領域の静脈の報告は少ない。今回、LAPPG術中所見によって得られた幽門下領域の静脈について検討したので報告する。【方法】2013年4月から2014年7月にLAPPGを施行した26例中、ビデオにて静脈の走行が十分に確認できた20例を対象とした。幽門下動脈に沿って胃幽門領域に分布する静脈を幽門下静脈(IPV)と定義し検討を行った。【結果】IPVはASPDVの根部に流入していた1例を除き全てRGEVに流入し、多くがRGEAの根部の高さで流入していた。1例はRGEAの背面を走行していた。6例で複数本のIPVを認め、8例で十二指腸球部よりRGEVに注ぐ静脈が確認できた。【結語】胃癌手術では6番リンパ節はASPDVの分岐までと定義されるが、幽門下部領域の静脈分岐は多様であり、適切なリンパ節郭清には正確な解剖学的理解が求められる。
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