演題

OP-095-4

胃癌に対する幽門再建術(PRG)の長期QOL改善効果

[演者] 保谷 芳行:1
[著者] 矢永 勝彦:1, 瀧 徹哉:1, 渡部 篤史:1, 仲吉 朋子:1, 岡本 友好:1, 三森 教雄:1, 大木 隆生:1
1:東京慈恵会医科大学外科

はじめに:胃癌に対する幽門再建術(PRG)の長期QOL改善効果を報告する.対象と方法:PRGを行った37例中,約4年を経過した11例を対象に短期(術後13.36±6.65ヵ月)と長期(術後47.36±12.18ヵ月)において,残胃炎の程度,ダンピング症状の有無,体重減少の変化を検討した. 結果:長期観察においても,早期ダンピング症状が出現した症例はなく,内視鏡検査で残胃炎は軽く(短期:Grade 0/1/2/3:3/7/1/0 例,長期:Grade 0/1/2/3:1/8/2/0 例),採取胃液の胆汁酸濃度も低値を示した(短期:50.1±108.1μmol/L,長期:31.7±71.6.μmol/L).体重減少も少ない傾向にあった(短期:5.43±6.21 %,長期:2.14±9.75 %). 考察:PRGは胃癌の根治性を損なわずにB-Ⅰ再建の利点を活かし,残胃炎とダンピング症候群を軽減することで,術後のQOLの改善が図られる簡単かつ安全な吻合法であり,その効果は長期間持続することが示唆された.
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