演題

OP-090-8

他臓器浸潤大腸癌に対する腹腔鏡下手術の有用性

[演者] 中西 正芳:1
[著者] 伊藤 博士:1, 小菅 敏幸:1, 小西 博貴:1, 森村 玲:1, 村山 康利:1, 小松 周平:1, 塩崎 敦:1, 栗生 宜明:1, 生駒 久視:1, 市川 大輔:1, 藤原 斉:1, 岡本 和真:1, 阪倉 長平:1, 大辻 英吾:1
1:京都府立医科大学消化器外科

他臓器浸潤陽性症例(SI症例)に対する腹腔鏡下切除の有効性と安全性は十分に検証されていない。当科では腹膜や腸管などへの軽微な浸潤は腹腔鏡手術の適応とし、骨盤壁や膀胱全摘を要するような膀胱への高度の浸潤は適応外としている。今回当科におけるSI症例に対する腹腔鏡手術の有効性について検証した。2007年6月から2014年8月までにSI症例に対して根治度AまたはBの腹腔鏡下切除術を行った17例を対象とした。主占拠部位はC/A/T/D/S/RS 2/1/2/1/9/2、腫瘍最大径中央値は55mm(30-90)、手術時間 240(146-330)、出血量10ml(0-114)、術後は縫合不全2例に認めたが保存的に軽快した。術後在院期間14.5日(8-44)、再発は3例(リンパ節、腹膜、肺各1例)に認め、生存日数中央値は1468日(50-1968)であった。今回の解析では術中にSIと診断した症例に対する腹腔鏡下手術は安全に行えており、長期成績も満足できるものであった。今後更なる適応拡大が課題である。
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