演題

OP-089-3

腹腔鏡下右側結腸手術における頭側アプローチによるCMEと腹腔内腸管切離

[演者] 松本 智司:1
[著者] 宮下 正夫:1, 菅 隼人:2, 山田 岳史:2, 小泉 岐博:2, 松田 明久:1, 進士 誠一:2, 高橋 吾郎:2, 内田 英二:2
1:日本医科大学千葉北総病院外科, 2:日本医科大学消化器外科

今回,鏡視下右側結腸切除での頭側アプローチによる精緻なComplete Mesocolic Excision (CME)手技と腹腔内腸管切離の有用性について報告する.右側結腸手術では,過緊張で破綻しやすい副右結腸静脈(ARCV)の分岐形態の術前把握は難しい.また,内側アプローチ法では,腸間膜後葉の剥離時,深層に入りやすく,oozingの要因となる.頭側アプローチ法では術早期に,GCT領域の展開が可能であり,結腸間膜の右縁起始部となるARCV根部から剥離開始できる.また,容易にGerota筋膜,十二指腸被膜,結腸間膜後葉3者の間隙に到達可能であり,いずれの被膜損傷なく,CMEが行える.腹腔鏡補助下手術では,小開腹創ゆえ,静脈損傷の危惧や腸管の体外取り出しに難渋しうる.鏡視下回/結腸離断では,体外摘出が容易となり,良視野下,過不足ない腸間膜処理が可能となる.また,腹腔内での数針漿膜縫合にて,小開腹創から容易に,汚染や緊張のない機能的端々吻合が行える.
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