演題

OP-089-1

腹腔鏡下大腸切除術における創感染予防を目指した臍部表皮無縫合閉鎖法

[演者] 松澤 文彦:1
[著者] 本間 重紀:1, 柴崎 晋:1, 吉田 雅:1, 川村 秀樹:1, 高橋 典彦:1, 武冨 紹信:1
1:北海道大学消化器外科I

【背景】腹腔鏡下大腸切除術後の創感染は未だに主要な術後合併症の一つである。当科では術後創感染予防に対する取り組みとして臍部皮下を縫合しない鎖法を行っておりその有用性を検討した。【方法】臍部は0-vicrylによる1層結節縫合で閉腹。臍部皮下は縫合せず、綿球とIV3000®を用いて密閉圧迫閉鎖する。本方法による臍部創感染発症率をretrospectiveに検討した。【結果】対象は2010/1月~2014/6月までに大腸癌に対し待機的腹腔鏡下大腸切除を施行した183例。年齢68歳、BMI22.5、結腸癌117例、直腸癌64例。開腹移行3例(1.6%)、手術時間179分、出血量0ml、術後在院日数11日(値は全て中央値)。3例(1.6%)に表層感染が認められ、2例より細菌が検出された。深部感染は認めなかった。その他、Clavien-Dindo分類2度以上の合併症を22例(12.0%)に認め、そのうち3度以上が6例(3.3%)であった。【結語】臍部表皮無縫合閉鎖法は臍部創感染の予防効果が高いと考えられた。
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