演題

OP-088-1

鉗子軌道記録解析システムを用いた鏡視下手術手技における3D内視鏡の有用性に関する検討

[演者] 松永 理絵:1
[著者] 西澤 祐吏:1, 小林 昭広:1, 伊藤 雅昭:1, 斎藤 典男:1
1:国立がん研究センター東病院大腸外科

[目的]3D内視鏡は精緻な手術手技を可能にするデバイスとして注目されている。その有用性を新たな手法で客観的に評価した。[方法]12人の内視鏡外科医を対象とし、ドライボックスで縫合結紮のタスクを行った。3Dと2Dの2群において所要時間とHold errorを計測し、鉗子軌道記録解析システムを用いて解析した。[結果]所要時間は2Dで83.0±54.7秒、3Dで59.8±23.5秒だった(P = 0.013)。Hold errorは2Dで9.33±7.39回、3Dで4.58±3.11回だった(P < 0.01)。軌道解析システムで移動距離、平均速度、デバイス間角度、オーバラップ率を比較すると、平均速度において3Dが有意に速かった(P < 0.01)。所要時間の中央値で速い群と遅い群に分け、その比(3D/2D)を比較検討すると遅い群で有意に小さかった (P = 0.018)。[結論]3D内視鏡では効率のよい鉗子操作ができる可能性があり、縫合結紮の遅い未習熟な対象における有用性が大きいことがわかった。
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