演題

OP-087-8

局所進行直腸癌患者のすべてに放射線や側方郭清が必要か?

[演者] 長谷川 傑:1
[著者] 塩田 哲也:1, 西川 元:1, 高橋 亮:1, 肥田 侯矢:1, 河田 健二:1, 坂井 義治:1
1:京都大学消化管外科

[目的]局所進行直腸癌(LARC)に対して術前CRTや側方郭清(付加治療と略)を行うことが推奨されているが、近年対象患者の絞り込みの必要性が議論されている。我々は限られた症例に対して付加治療を実施してきたが、その妥当性の評価を目的とした。方法:中下部直腸癌に対して手術を行った212例(cStageI 66例, II/III 146例)を対象。再発と治療前所見、付加治療、周術期・病理因子との関連を解析。画像所見にて固有筋膜に腫瘍が接する(or越える)ものをcCRM陽性と定義。結果:LARCの30%に付加治療を施行。治療前に評価可能な局所再発risk因子を検索するとcCRM,組織型,CEAが抽出された。LARCの累積局所再発率は11%,付加治療なしでは6.9%,更に前述のrisk因子のない89症例では2.2%。治療時期別LARCのLRRは前期16.5%( 21%に付加治療),後期は4.5%(同42%)。結語:付加治療による局所再発率の効果は高いが、治療前所見により適応症例を絞り込める可能性がある。
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