演題

OP-086-3

局所進行直腸癌に対する術前化学放射線療法と術前mFOLFOX6療法の後方視的比較検討

[演者] 鏡 哲:1
[著者] 小池 淳一:1, 船橋 公彦:1, 塩川 洋之:1, 牛込 充則:1, 金子 奉暁:1, 新井 賢一郎:1, 鈴木 孝之:1, 松田 聡:1, 栗原 聰元:1, 島田 英昭:1, 金子 弘真:1
1:東邦大学医療センター大森病院一般・消化器外科

【対象と方法】局所進行直腸癌に対する術前治療について、2008年から2014年までに当科で術前治療を行った局所進行癌42例のうち、TS-1併用の化学放射線治療群(R群)22例と、術前mFOLFOX6療法群(C群)20例の治療成績を示し、後方視的に比較検討を行なった。【結果】背景因子は、有意にC群の方がcN2/3症例が多かった。原発巣の抗腫瘍効果はRECIST判定基準で、R群で局所効果が高い傾向にあった。R0手術率・手術時間・出血量・術後合併症に差は認めなかった。組織学的効果は、pCRがR群:C群=2例:3例認め、C群のリンパ節縮小効果が有意に高かった。再発は、R群:C群=3例:4例で認め、3年無再発生存率はR群: C群=82.1%:72.4%で有意差はなかった。【考察】R群で、局所への抗腫瘍効果は高く、リンパ節縮小効果はC群で高いと考えられた。今回は後方視的検討で、背景因子が異なっているため限定的な結果であるが、各治療の利点を生かした新たな治療法の開発が期待される。
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