演題

OP-084-8

高齢者の大腸穿孔における術前予後予測因子および短期予後についての検討

[演者] 山田 真規:1
[著者] 森岡 三智奈:1, 播摩 裕:1, 福垣 篤:1, 宮本 匠:1, 伊藤 達雄:1, 杉本 真一:1, 高村 通生:1, 武田 啓志:2, 橋本 幸直:2, 徳家 敦夫:1
1:島根県立中央病院外科, 2:島根県立中央病院乳腺科

大腸穿孔は重篤な疾患であり,ハイリスクと考えられる75歳以上の症例に対する治療戦略を構築すべく,術前予後予測因子と85歳以上の短期予後について検討した.過去6年半に緊急手術を施行した75歳以上の大腸穿孔46例(75-84歳(A群):29例,85歳以上(B群):17例)を対象とした.性別,原因,部位,手術までの時間,腹腔内汚染度,術前昇圧剤使用の有無,WBC,Hb,Alb,CKD Stage,Base excess(BE),APACHE Ⅱ score(AS)を選択し,生存群と術後4週間以内の死亡群とで比較検討した.AB群間で短期予後についても検討した.平均年齢84歳(76-94).男:女(23:23).死亡例6例(13.0%).単変量解析では原因が癌,腹腔内汚染高度,昇圧剤使用,WBC低値,BE低値,AS高値例で,そして多変量解析ではAS高値例で有意に死亡率が高かった.AB群間で術後4週以内の死亡率に有意差はなかった. 高齢者の大腸穿孔例では術前ASが短期予後予測に有用と考えられた.年齢に囚われずASに基づいた治療戦略を構築すべきである.
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