演題

OP-084-5

高齢者大腸癌の手術方式と再発傾向

[演者] 鈴木 佳透:1
[著者] 岡林 剛史:1, 長谷川 博俊:1, 鶴田 雅士:1, 清島 亮:1, 松井 信平:1, 山田 暢:1, 高橋 秀奈:1, 近藤 崇之:1, 島田 岳洋:1, 松田 睦史:1, 矢作 雅史:1, 吉川 祐輔:1, 北川 雄光:1
1:慶應義塾大学一般・消化器外科

(背景)高齢者の手術では消極的になる傾向があり、縮小手術に起因する再発のリスクが増加する可能性がある。(対象および方法)2001年1月より2010年12月に当院で大腸癌の根治手術を受けた症例1269例を高齢者群(80歳以上)と若年者群(79歳以下)の二群に分類し、検討した.(結果)D3郭清が行われていた頻度は高齢者群37.0%、若年者群51.5%であり、高齢者群で有意に少なかった。再発を認めた症例は高齢者群27例(19.6%)、若年者群172例(15.3%)であった。中でも局所再発(高齢者群37.0% vs. 若年者群20.1%, p =0.050)、リンパ節転移(高齢者群22.2% vs. 若年者群7.1%, p = 0.012)であり、高齢者群で有意に多かった。 (結語)80歳以上の大腸癌症例においては、手術が消極的になる傾向がある。術後再発については局所再発、リンパ節転移といった手術の根治度と関連する術後再発が多く、手術の手控えによる再発が増加している可能性が示唆された。
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