演題

OP-082-8

5-ALAを用いた大腸癌転移診断の有用性とその課題

[演者] 村山 康利:1
[著者] 畠山 知也:1, 小菅 敏幸:1, 小西 博貴:1, 森村 玲:1, 小松 周平:1, 塩崎 敦:1, 栗生 宜明:1, 生駒 久視:1, 中西 正芳:1, 市川 大輔:1, 藤原 斉:1, 岡本 和真:1, 阪倉 長平:1, 大辻 英吾:1
1:京都府立医科大学消化器外科

【はじめに】画像診断技術の進歩により診断精度が向上しているが、正確な転移診断は困難である。5-aminolevulinic acid(5-ALA)を用いた蛍光診断の有用性について検討した。【対象と方法】15例の大腸癌症例を対象とした。術前に5-ALAを内服し、術中に腹腔内の蛍光観察を行い、病理診断と比較した。リンパ節に関しては、33例を対象とした。【結果】7例に蛍光陽性な結節を認め、病理診断で腹膜播種と診断された。2例は本診断法で陰性と診断された。1例は蛍光診断では診断できなかった。6例に肝表層の転移が描出されたが、深部の転移巣は描出されなかった。リンパ節の蛍光診断の感度は85%、特異度は93%であった。【考察】5-ALAを用いた蛍光診断はリアルタイムで高い診断能を有するが、深部観察が困難であり、今後の課題である。【結語】5-ALAを用いた蛍光診断は、簡便な方法ながら高い診断能を有し、大腸癌症例の転移診断法の一つになりうると考えられた。
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