演題

OP-081-8

大腸癌肝転移における術前化学療法と術後合併症の関連

[演者] 岡田 和幸:1
[著者] 貝原 聡:1, 喜多 亮介:1, 増井 秀行:1, 木下 裕光:1, 阪本 裕亮:1, 山本 健人:1, 八木 真太郎:1, 近藤 正人:1, 三木 明:1, 橋田 裕毅:1, 瓜生原 健嗣:1, 小林 裕之:1, 細谷 亮:1
1:神戸市立医療センター中央市民病院外科

【目的】大腸癌肝転移症例に対して術前化学療法(以下NAC)後に切除を施行する例が増えている.しかしNACの影響で肝切除後肝障害が起きる可能性が危惧されている。【対象】2009年3月から2014年5月までに当院にて大腸癌肝転移に対して肝切除を施行した全91例。【方法】NAC(FOLFOX or FOLFILI)の有群、無群に分け、各検討項目に関してretrospectiveな解析を行った。 【結果】NAC有群は34例であった。NACの有無で肝切除時年齢、性別、肝切除回数に有意な差は認めなかった。NAC有群は無群に比べStageⅣの同時性肝転移症例が有意に多く(p=0.006)、H因子や肝転移Gradeも有意に悪い結果であった(各々p=0.009,p=0.0006)。術前のChild-Pugh scoreに有意な差は認めなかった。術後病理組織にてNAC有群に肝類洞拡張症候群,化学療法関連肝炎を各1例ずつ認めたものの術後肝不全に至った症例は認めなかった。【結語】NAC後においても比較的安全に肝切除可能であると考える。
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