演題

OP-081-2

KRAS遺伝子変異の有無による大腸癌肝転移の外科治療経過

[演者] 網倉 克己:1
[著者] 坂本 裕彦:1, 高橋 遍:1, 小倉 俊郎:1, 大道 清彦:1, 八岡 利昌:1, 西村 洋治:1, 田中 洋一:1, 赤木 究:2, 山口 研成:3
1:埼玉県立がんセンター消化器外科, 2:埼玉県立がんセンター腫瘍診断・予防科, 3:埼玉県立がんセンター消化器内科

【目的と方法】KRAS変異型大腸癌肝転移は抗EGFR抗体薬無効で予後不良である.KRAS変異有無による経過について検討.大腸癌肝転移切除501例, KRAS遺伝子検査349例-野生型219(wt)変異型130(mt37.4%). 抗EGFR抗体薬再発後投与57(wt43,mt8,未検6),肝切前化療80(wt59,mt21).【結果】抗EGRF抗体薬非投与282(wt160、mt122)の5年OSはwt/mt;61%/39%(p=0.0022).多変量解析で個数≦4,最大径≦5cm,肝切前CEA≦5ng/ml,原発巣n0,周術期化療あり,KRAS wtがOSの独立した予後因子.再発後3rd line抗EGFR抗体薬投与後1年OS,MSTはwt/mt;55%/27%,9.7か月/5.2か月(p=0.0286). 肝切前化療後5年OS, 2年RFS, 再発後2年OSはwt/mt;42%/18%(p=0.0024),14%/15%(NS),69%/43%(p=0.0026) とRFSは同等だがmtで有意に予後不良.【まとめ】KRAS変異型は抗EGFR抗体薬投与の有無に関わらず予後不良である. KRAS遺伝子検査を早期に行い周術期化療や術後観察の計画を立てることが必要である.
詳細検索
アプリバナー iPhone版,iPad版 Android版