演題

OP-081-1

大腸癌両葉性肝転移切除例に対する化学療法の検討

[演者] 阿部 祐治:1
[著者] 永井 俊太郎:1, 田辺 嘉高:1, 西原 一善:1, 岩下 俊光:1, 中野 徹:1, 光山 昌珠:1
1:北九州市立医療センター外科

【目的】大腸癌肝転移切除例の化学療法は確立されておらず、両葉性転移切除例における化学療法の効果を検討。【方法】1986-2013年の大腸癌肝転移初回肝切除313例中両葉性は115例。両葉性の術後生存OSと無再発生存DFSの予後因子を検討。新規抗癌剤NEWは2005年以降のレジメ3サイクル以上投与とし、経口薬のみはなしとした。術前化学療法NACはNEW18例・肝動注療法HAI1例、術後補助療法AjCはNEW15例・HAI48例。【成績】OSの予後因子はn0+1, Grade, H, CEA≦50, CA19-9≦50、多変量解析でGradeとCEA。DFSは異時性, n0+1, Grade, H, CEA≦50、多変量でGradeのみ。Grade別化学療法の効果は、Grade A(43例)とB(34例)ではNAC・AjCともOSとDFSに差はなく、Grade C(38例)ではNACは差がないがAjCでOS・DFSとも有意に良好。【結論】両葉性転移切除例のOS・DFSともGradeが強力な予後因子であり、Grade A・Bでは化学療法の効果を認めず、CではAjCによりOS・DFSの改善を認めた。
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