演題

OP-080-7

当院における大腸癌肝両葉多発転移症例の治療成績

[演者] 渡部 文昭:1
[著者] 野田 弘志:1, 井本 博文:1, 田中 宏幸:1, 谷山 裕亮:1, 齊藤 正昭:1, 辻仲 眞康:1, 高田 理:1, 鈴木 浩一:1, 宮倉 安幸:1, 清崎 浩一:1, 力山 敏樹:1
1:自治医科大学さいたま医療センター外科

【背景】大腸癌両葉多発肝転移症例に対しての手術を含めた集学的治療の早期再発や予後の成績、肝切除における術後合併症の頻度は不明である。【方法】06年1月から12年12月までの大腸癌両葉多発肝転移症例は34例でそのうち切除例は20例(A群)であり、片葉多発肝転移切除例の15例(B群)と合併症発生率や再発•予後を比較した。【結果】A群においてClavian-dindo分類でGradeⅢ以上の術後合併症率は4例(20%)であったが、B群にGradeⅢ以上の術後合併症はなかった。A群のDFSの中央値は13.2ヶ月、B群のDFS中央値は8.8ヶ月 (p=0.98)。A群の5年生存率は46.3%、B群の5年生存率は46.5%(p=0.73)。また両葉多発肝転移症例の非肝切除群における5生はなし。【まとめ】両葉多発肝転移の切除後合併症は片葉多発切除例と比較して多かったが、片葉多発切除例と両葉多発切除例におけるDFSと予後には差はなく、大腸癌両葉肝転移症例に積極的な肝切除は許容されると考えられた。
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