演題

OP-080-4

大腸癌両葉多発肝転移に対する集学的治療の現状~肝切除前化学療法の影響~

[演者] 千田 嘉毅:1
[著者] 清水 泰博:1, 伊藤 誠二:1, 小森 康司:1, 安部 哲也:1, 三澤 一成:1, 伊藤 友一:1, 木村 賢哉:1, 木下 敬史:1, 夏目 誠治:1, 植村 則久:1, 川合 亮佑:1, 木下 平:1
1:愛知県がんセンター中央病院消化器外科

【背景】集学的治療(特に化学療法)によって両葉多発肝転移の切除率は向上したが肝切後の合併症や早期再発などが問題視されている。【目的】両葉多発肝転移肝切除の現状と肝切前化学療法の影響を明らかにする。【対象】当科で初回肝切を行った117例(2006~2011)。【結果1.両葉多発41例 vs 片葉76例】両葉群では前化療施行例が多く(44% vs 25%)、出血量が多く(531g vs 340g)、手術時間が長かった(268分 vs 209分)。全生存は1-3-5年で100%-83%-69% vs 93%-78%-64%と差が無かったが、残肝無再発生存は1-3-5年で63%-50%-45% vs 79%-73%-73%と両葉群で悪かった(p<0.05)。【結果2.化療後肝切37例 vs 化療なし80例】化療後肝切群はICG15分値で7.1% vs 9.1%と悪く、合併症(CD-III以上)が11% vs 1%と多かった(p<0.01)。【まとめ】両葉多発肝転移は化学療法施行例が多く残肝再発率が高かった。術前化学療法は肝機能を悪化させ、術後合併症を増加させた。
詳細検索
アプリバナー iPhone版,iPad版 Android版