演題

OP-080-3

大腸癌両葉多発肝転移に対する集学的治療の成績:有用性と問題点について

[演者] 飯田 拓:1
[著者] 寺嶋 宏明:1, 松原 弘侑:1, 後藤 徹:1, 岩村 宣亜:1, 井上 善景:1, 吉冨 摩美:1, 内田 洋一朗:1, 上田 修吾:1, 金澤 宣旭:1
1:田附興風会医学研究所北野病院消化器センター外科

【緒言】大腸癌両葉多発肝転移症例に対してconversion therapyを行い、外科的治療を追加した集学的治療で治療成績の向上を目指している。【対象・方法】2006年4月〜2014年8月に手術を施行した多発性大腸癌肝転移症例は36例、その内両葉多発例16例を対象とし、治療成績と問題点につき検討した。【結果】両葉・片葉多発例の比較:腫瘍個数 (8個 vs 3個; p=0.002)、術前化学療法施行率(93.8% vs 65%; p=0.04)、術後合併症発症率 (56.3% vs 10%; p=0.004)はいずれも両葉群で有意に高率であった。予後:両葉群で3例の無再発生存が得られ、OS・DFS共に両群間で有意差は認めなかった。両葉群における早期肝再発(術後6ヶ月以内): 7例(43.8%)で認められ、OS・DFSともに不良であった。早期再発例は全例肝転移Grade B/Cであり、Grade A症例は認めなかった。【結語】両葉多発例では術後合併症が高率で、また術後早期再発を来たす症例があり、慎重な手術適応が求められる。
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