演題

OP-079-6

切除不能大腸癌両側多発肝転移に対するConversion Therapyの意義

[演者] 伊藤 貴明:1
[著者] 杉浦 禎一:1, 岡村 行泰:1, 山本 有佑:1, 蘆田 良:1, 上村 直:1, 宮田 隆司:1, 絹笠 祐介:2, 坂東 悦郎:2, 寺島 雅典:2, 上坂 克彦:1
1:静岡県立静岡がんセンター肝胆膵外科, 2:静岡県立静岡がんセンター消化器外科

【目的】切除不能大腸癌肝転移に対するConversion Therapy(CTx)には化学療法後の肝障害や高い再発率などの問題がある。【対象と方法】2002年から2012年の切除不能両側多発肝転移でFOLFOX、FOLFIRI、CapeOX、±分子標的薬治療後に切除したCTx36例の成績を検討した。【結果】平均肝切除体積比率は40%、平均予定残肝ICGK値は0.08であった。術後肝不全と在院死亡は0例であった。1、3生存率は96%、65%(MST:44か月)であり、単変量解析でT4(p<0.01)、結節6個以上(p=0.03)、切除断端陽性(p<0.01)が予後不良因子であったが、多変量解析では有意な予後不良因子を見いだせなかった。1、3年無再発生存率は33%、8%(MST:6か月)で、多変量解析では切除断端陽性(p=0.01)が再発危険因子であった。【結論】切除不能両葉多発肝転移へのCTxは、予定残肝ICGK値での肝予備能評価により安全に施行可能で、良好な全生存であったが、再発率が高いことが課題である。
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