演題

OP-079-5

大腸癌の両葉多発肝転移において肝切除の意義はあるか? 初回肝切除時と再肝切除時の予後因子の検討

[演者] 北東 大督:1
[著者] 野見 武男:1, 山戸 一郎:1, 安田 里司:1, 尾原 伸作:1, 川口 千尋:1, 庄 雅之:1, 山田 高嗣:1, 赤堀 宇広:1, 木下 正一:1, 長井 美奈子:1, 金廣 裕道:1, 中島 祥介:1
1:奈良県立医科大学消化器・総合外科

【緒言】4個以上かつ両葉にある肝転移を両葉多発と定義し検討。【対象】1990~2014年の当科の大腸癌肝転移治癒切除210例。初回肝切時両葉多発(初回多発):47例、再肝切除時を含めた両葉多発(通算多発):21例。【結果】初回多発:通算多発:その他の初回肝切後の5年生存率は18.1%:53.4%:42.8%で初回多発は予後不良。しかし4年生存も7例あり。初回多発の予後不良因子は多変量解析で転移巣最大径≧5㎝(p=0.0003)、ly2/3(p=0.0008)。ⅲ)通算多発21例の再肝切除後の予後不良因子は多変量解析で初回~再肝切除まで10か月以内(p=0.045)。初回多発・通算多発の2008年以降の死亡例の71.4%には3rd line以上の化学療法が施行。【まとめ】初回多発は長期生存例あり再発後の化学療法も可能だが、初回多発で腫瘍径5㎝以上、ly2/3の症例は予後不良を前提とした術式選択が必要。通算多発の再肝切除の効果は高いが初回切除から10か月未満の再発は慎重な手術適応の決定が必要。
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